80代以上の致死率「3・48%」 オミクロン株による第6波ピークアウトも 今後さらに増加 一方、基礎疾患ない10代学生の死亡も発表

厚生労働省に新型コロナウイルス対策を助言する専門家組織は16日の会合で、全国の直近1週間の感染状況は前週比0・9倍で減少傾向が見られると分析、脇田隆字座長は「2月上旬にピークを越えたと考えている」と述べた。ただ、80代以上の新規感染者は微増しているとして、高齢の重症者や死者の増加に注意を呼び掛けた。
京都大の西浦博教授らのチームは、オミクロン株の致死率の推計を報告した。おおむねデルタ株より低い傾向で、40~50代は0・03%だったが、70代が0・94%、80代以上が3・48%など年代が上がるほど高いとした。
さらに昨年12月から今年4月20日までの死者数は計4000人以上になると試算。西浦教授は、高齢者の感染のピークが遅れていることも影響し「80歳以上は2月後半に死者数が増える可能性がある」とした。
一方、さいたま市は16日、10代後半の男子学生がコロナ感染で死亡したと発表した。基礎疾患は確認されておらず、市は「疾患のない10代の死亡は全国でも珍しい」としている。
3日に市内の医療機関で陽性と診断。6日に学生側から搬送要請があったが救急隊の判断で搬送しなかった。学生側は翌7日も搬送を求め、県内の医療機関に運ばれたが9日に死亡した。
市は死因を、血管内で血栓が多発する播種性血管内凝固症候群とみている。