高浜虚子の孫で、1897年創刊の俳誌「ホトトギス」名誉主宰の俳人、稲畑汀子(いなはた・ていこ、本名・いなばた・ていこ)さんが2月27日、心不全で死去した。91歳だった。告別式は近親者で行う。喪主は長男で「ホトトギス」主宰の廣太郎(こうたろう)氏。
神奈川県生まれ。虚子や父・年尾から俳句を学ぶ。「ホトトギス」を引き継ぎ、1979年から2013年まで主宰。写生を重んじる虚子の理念「
花鳥諷詠
(かちょうふうえい)」の継承に努め、1987年に「日本伝統俳句協会」を設立した。句集に「汀子句集」「障子明り」など。代表句に<
落椿
(おちつばき)とはとつぜんに華やげる><
初蝶
(はつちょう)を追ふまなざしに加はりぬ>。