県議が涙ぐんで訴え「まだ何も確定していない」…買収事件で辞職勧告決議

広島県議会2月定例会は18日、2019年の参院選を巡る大規模買収事件で河井克行・元法相(実刑確定)側から金を受け取り、公職選挙法違反(被買収)で在宅で正式起訴された佐藤一直、渡辺典子両県議に対する辞職勧告決議案を賛成多数で可決し、閉会した。決議に法的拘束力はない。
民主県政会と公明党両会派の19人が提案。決議案は「起訴された他の議員が辞職の道を選択し、政治的・社会的責任を果たす中、辞職の意思を示していないことは遺憾だ」と非難した。
佐藤県議は議場で弁明に立ち、涙ぐみながら「推定無罪の原則では、起訴はまだ何も確定していない。無罪を主張している者に(辞職勧告は)一番してはならない」と訴え、頭を下げて賛成しないよう求めた。
閉会後、佐藤県議は「引き続き(議員を)やっていく」、渡辺県議も「重く受け止めるが、私は無罪だ。すぐに辞めるということはない」と述べた。