北方領土ビザなし交流など停止「元島民が置き去りに」「ロシアとしっかり交渉を」

ロシアが21日の声明で、北方領土を巡るビザなし交流、自由訪問の停止を表明したことについて、北海道内に住む元島民らからは懸念の声が相次いだ。
ビザなし渡航は、北方四島交流(ビザなし交流)、自由訪問、北方墓参の各事業が、コロナ禍のため2年連続で中止となっている。
択捉島の元島民2世の男性(58)(北海道函館市)は、同島出身の父(91)とともに今年の自由訪問と北方墓参への参加を希望している。
男性は「残念だ。元島民が置き去りになっており、日本政府はしっかりとロシアと交渉してほしい」と話した。
元島民らの団体「千島

歯舞
(はぼまい)諸島居住者連盟」の根室支部長代行で、歯舞群島

勇留
(ゆり)島出身の角鹿泰司さん(84)(根室市)は、「日本が対露制裁に参加した時から、ビザなし渡航が難しくなると覚悟していた。情勢を注視しながら、今年の慰霊行事を実行していきたい」と冷静に受け止めていた。