文科省、全国の大学に対面授業求める…「人的な交流も重要な要素」

新年度に向け、文部科学省は全国の大学へ対面授業を適切に行うよう求める通知を出した。通知は22日付。
通知では、大学での教育について、「人格の完成を目指す上で、対面による学生同士や教職員との人的な交流も重要な要素」とし、

切磋琢磨
(せっさたくま)できる環境をつくることの大切さを強調。▽十分な感染対策をした上での対面授業の実施▽図書館など学内施設の利用機会の確保▽やむを得ず、授業や施設利用が制限される場合は、必要性や合理性を学生に説明して理解を得る――などを促した。
非常時の特例として認められる遠隔授業については、「対面授業が困難な場合に限り実施できる」とし、双方向でやり取りができ、対面授業と同等の教育効果が必要なことも改めて示した。
文科省の調査によると、昨年4~12月、大学の中退者は2万9733人で、うち2割は「学生生活不適応・修学意欲低下」が理由だった。キャンパスに通うという通常の大学生活が戻らない状態の長期化が背景にあるとみられる。