SMBC日興証券を巡る相場操縦事件で、東京地検特捜部は24日、同社専務執行役員のヒル・トレボー・アロン容疑者(51)ら社員5人を金融商品取引法違反(相場操縦)で起訴した。法人としての同社も同法の両罰規定に基づき起訴した。相場操縦の罪で大手証券会社の刑事責任が問われるのは極めて異例。
ほかに起訴されたのは、執行役員のアバキャンツ・アレクサンドル(44)▽執行役員の杉野輝也(57)▽エクイティ部元部長の山田誠(44)▽エクイティ・プロダクト・ソリューション部元部長の岡崎真一郎(56)――の4被告。
起訴状によると、5人は2019年12月~20年11月、証券会社が立会取引時間外に大株主から株を買い取って売却先を募る「ブロックオファー取引」に絡み、5銘柄の終値の下落を回避するために大量の買い注文を入れたとしている。【志村一也、二村祐士朗、国本愛、松尾知典】