「がんこ寿司」などの和食レストランを展開する「がんこフードサービス」(大阪市淀川区)の経理部長だった60代男性が、会社の経費計約8100万円を着服した疑いがあることが同社への取材で判明した。経費で収入印紙を購入し、換金を繰り返していた。元経理部長は社内調査に関与を認め、「生活費や遊興費に充てた」と話したという。
同社によると、元経理部長は2002年に入社し、取引先との契約業務を一手に担っていた。14年ごろから7年間、業務に必要だと偽って収入印紙を購入し、金券ショップでの換金を繰り返していた。
21年12月に外部から不正を指摘する情報が寄せられ、同社は内部調査を進めていた。同社は22年1月、不正を全面的に認めた元経理部長を諭旨解雇した。元経理部長が弁済に応じない場合は刑事告訴を検討する。
がんこフードサービスは関西を中心に約90店舗を展開。元経理部長の不正を受け、「今回の事案を厳粛に受け止め、役員・従業員一丸となって再発防止に努める」との談話を公表した。【木島諒子】