「ダッシュボード探っていた」赤信号の交差点に減速せず突入…女児2人死傷で運転の男送検

名古屋市瑞穂区の交差点で24日、横断歩道を渡っていた女児2人が乗用車にはねられ死傷した事故で、車を運転していた会社員藤川幹人容疑者(51)(名古屋市名東区)が時速数十キロで減速せずに赤信号の交差点へ突入したとみられることが捜査関係者への取材でわかった。愛知県警は26日、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致傷)容疑で逮捕した藤川容疑者の容疑を危険運転致死傷に切り替え、名古屋地検に送検した。
捜査関係者によると、ドライブレコーダーや防犯カメラの解析などから、藤川容疑者は時速数十キロで県道を南進。そのまま赤信号を故意に無視し、亡くなった市立弥富小3年の杉本結香さん(9)と、重傷の同小4年の女児(10)へ突っ込んだとみられる。藤川容疑者は「ダッシュボードを探っていた。信号は確認していない」などと供述しているという。