学生4人に人前で「人間のクズ」、「卒業させない」メールも日常的に…准教授を停職3か月

熊本大(熊本市)は29日、学生へのアカデミック・ハラスメント(立場を利用した嫌がらせ)があったとして大学院先端科学研究部の男性准教授(50歳代)を停職3か月、大学院教育学研究科の女性准教授(同)を停職2か月の懲戒処分とした。
発表によると、男性准教授は2019年3月~20年3月、指導していた4人の学生に対し、大人数の前で「人間のクズだ」などと人格を否定する発言を繰り返したり、「卒業させない」といった内容のメールを日常的に送ったりした。
女性准教授は、18~19年度、授業の出席要件を満たしていた学生3人を未受講扱いとし、成績を認定しなかった。また、授業時間外に、研究や課題と関係のない膨大な作業を課して、過重な負担を強いた。