名古屋市立守山東中学校(守山区)で2019年7月、火の付いたトーチを使った演技を練習していた当時2年の男子生徒が大やけどを負った事故で、名古屋区検は、指導担当だった男性教諭(54)を、業務上過失傷害罪で名古屋簡裁に略式起訴した。18日付。同簡裁は23日付で、罰金30万円の略式命令を出した。
教諭は当時、男子生徒らに、先端に火の付いたトーチを振り回す「トーチトワリング」を指導。灯油を染み込ませた布を十分絞ってから着火するなどの安全対策を怠ったことで火が男子生徒の衣服に燃え移り、右腕に大やけどを負わせたとして、同容疑で愛知県警が書類送検していた。
名古屋市教育委員会は「事故は大変残念なことと捉えています。引き続き再発防止に努めてまいります」としている。