伊丹空港内に特定外来生物「アルゼンチンアリ」、緑地帯で大量確認

繁殖力が強く在来種を駆逐する恐れがあるとして特定外来生物に指定されている南米原産の「アルゼンチンアリ」が、大阪国際(伊丹)空港敷地内など兵庫県伊丹市で確認され、市が5日、発表した。市や空港を運営する関西エアポート(大阪府泉佐野市)は国や県と連携し、駆除を進めている。
アルゼンチンアリは透明がかった褐色で、体長約2・5ミリ。複数の女王アリを中心に集団を作る「スーパーコロニー」を形成し、在来種を駆逐する。同じ特定外来生物のヒアリのような毒は持たないが、家屋に大量に侵入することもある。
昨年12月、伊丹市昆虫館職員が、チョウを飼育する温室内の壁に数百匹の集団を発見。発生源を調査したところ、空港近くの別の施設でも見つかった。連絡を受けた関西エアポートが調べたところ、滑走路周辺の緑地帯などで大量のアルゼンチンアリを確認。3月下旬から殺虫剤による駆除を始めた。同社担当者は「ただちに空港ターミナルの運営に影響があるとは考えていない」としている。