知事と市長で食い違い 大人数「問題ない」「安心できない」 宮城

新型コロナウイルスの感染が再拡大の兆しを見せる中、経済活動の再開を巡って、宮城県の村井嘉浩知事と仙台市の郡和子市長の認識の違いが浮かんでいる。
村井知事は3月29日、客足が遠のく飲食店の利用を県民に呼びかけるため、仙台市内の飲食店で県職員と計12人で会食する様子を報道陣に公開。検温や消毒をしてから3卓に4人ずつ分かれて座り、透明な仕切り板越しに会食を楽しんだ。
会食後、村井知事は記者団に「1テーブル4人以内なら、30人でも40人でも会食できる。対策を徹底すれば全く問題ない」と強調。県の担当者は「会食は『1グループ4人以内』と誤解されている。大人数のグループでも複数のテーブルに分散して感染対策をすれば会食できるということを示したかった」と説明する。
これに冷ややかな視線を投げかけるのが郡市長だ。“公開会食”の当日、既に仙台市では感染再拡大の兆候が見え始めていた。郡市長は4月1日の記者会見で「感染状況は安心できるレベルではない。お酒が入ると声も大きくなるし、席を移動してお酌もしたくなる。(感染状況が落ち着くまで)私はじっとしていたい」と述べ、自身は慎重に行動する考えを示した。【小川祐希】