海上保安庁は24日、北海道北部のオホーツク海に浮かぶ「エサンベ鼻北小島」周辺で潮位などの測量調査を行った結果、「島は確認できず、水深が浅い浅瀬しかなかった」と発表した。領海の境界を決定づける重要な島であることから、消失が確定すると、領海が狭まる可能性がある。
エサンベ鼻北小島は、1987年の測量では海面から1.4メートルの高さが確認されており、2014年に日本の領海となる離島として名前がつけられた無人島だが、昨年秋ごろ、地元住民から「島が見当たらなくなった」という情報が第一管区海上保安部に寄せられた。
そこで今年5月20日から24日にかけて、島の周辺海域で作業船を使って測量を実施した結果、干潮時の海面よりも低い深さに浅瀬が存在することしか確認できなかった。
海保は、同島が国境離島である重要性を踏まえて、今回の調査結果をただちに海図に反映するのではなく、さらに精密調査を実施して最終的な判断を行うとしている。仮に島の消失が決定的となった場合、日本の領海が東京ドームの半分近くにあたる0.03平方キロメートル狭くなる可能性が高い。