新設マンホールの中に入った職員死亡 酸素濃度やメタンガス計測せず…低酸素症の疑い

大阪府貝塚市のマンホール検査で中に入った職員が意識不明になっていた事故で、職員は5月17日に死亡が確認されました。 死亡したのは貝塚市上下水道部の岸本吉則さん(56)です。岸本さんは5月11日、新しく完成した深さ5.5mのマンホールを検査するために中に入ったところ、突然倒れて意識不明となり、17日午後に搬送先の病院で死亡したということです。警察などによりますと、死因は低酸素症が疑われるということで、今後詳しく調べることにしています。 当時、現場では法律で定められているマンホール内の酸素濃度やメタンガスの有無などを事前に計測していなかったということです。貝塚市は「職員への安全教育を徹底したい」としています。