千葉県木更津市の民家敷地に立ち入り、ドーベルマン2頭を盗んだとして、県警木更津署は19日、千葉県松戸市稔台8の自称無職、岡島愛(29)▽埼玉県草加市稲荷4の自称自営業、高橋里衣(29)▽同県越谷市蒲生西町1の自称自営業、佐藤徳寿(51)――の3容疑者を住居侵入と窃盗の疑いで逮捕した。同じ2頭は4月にいなくなった後に保護されて飼い主の元に戻り、今月再び行方不明になっていた。
◇
窃盗容疑などで逮捕された岡島愛容疑者は4月に同じ犬がいなくなった時の捜索に参加し、第一発見者となっていた。本人のものとみられるツイッターには「捜索ボランティアとして行ってみたら運良く発見しました」「けがなく保護することができて本当にうれしい」などの投稿があった。
同じツイッターには飼い主に対する不満もにじんでいた。ドーベルマンが再びいなくなった後、「劣悪な環境での飼育が問題か」との見出しで飼い主を批判したネット上の記事について、「しっかりと取り上げていただいて感謝しかないです」などと書き込んでいる。
今月8日に起きた2度目の失踪は当初から「単なる逃走ではないのでは」との見方が出ていた。最初にいなくなった4月の騒動後、保健所から指導を受けた飼い主はケージを強化したり、リードを頑丈なものに変えたりと対策を強化していたからだ。
関係者によると、飼い主は最初の失踪騒動後に5頭いたドーベルマンのうち3頭を岡島容疑者らに譲渡。自宅で飼育しているのは、雌の成犬と雄の幼犬だけになっていた。2度目の失踪があった日は、岡島容疑者側から飼い主に「一緒に餌を買いに行こう」と提案があり、これに応じて木更津市内のホームセンターに出かけていた間に、2頭が姿を消したという。
こうした経緯があるため、飼い主も今月12日、毎日新聞の取材に応じた際に「逃げないように対策をしていた。盗まれたのではないか」などと指摘していた。【近森歌音、長沼辰哉】