若狭勝氏、誤送金事件で代行業者が返還した理由は「 今後、捜査が入る可能性…早々に終わりにしたい」

元衆院議員の若狭勝弁護士が25日、コメンテーターを務めるフジテレビ系「めざまし8(エイト)」(月~金曜・午前8時)に出演した。
番組では、新型コロナウイルス対策関連の給付金として山口県阿武町が誤って振り込んだ4630万円が全額出金された事件で、花田憲彦町長が24日、9割超にあたる「4299万3434円」を「法的に確保することができました」と発表したことを報じた。
町は、電子計算機使用詐欺容疑で山口県警に逮捕された田口翔容疑者(24)が出金した決済代行業者3社の銀行口座を「田口容疑者の財産」として19日に差し押さえ、20日に3社から振り込まれたという。
若狭氏は決済代行業者が返還した理由を「仮にカジノに使わずに決済代行業者のところにそのまま残されていたとすれば、それを業者が(田口容疑者が)電子計算使用詐欺で得たお金をそれだと知りながらそのまま保管し続ける、と。それは盗んだもの、詐欺で得たお金を持ち続けると刑法の犯罪が代行業者に成立する余地がある。それを恐れて早々に返した可能性がある」と指摘した。
さらに「もうひとつは、今後、警察の捜査が入る可能性がある。そのときに早々に終わりにしたい、と思うと、こういう形で自分の身銭を切ってまでも町に送金する可能性があると考えられる」と解説していた。