「混乱は理事長の責任」 大阪公立大病院長不在で外部委提言

4月に開学した大阪公立大の医学部付属病院長人事が難航している問題で、大学を運営する公立大学法人大阪は27日、一連の問題を検証する外部委員から、法人トップの西澤良記理事長の責任を明らかにすべきだとする提言を受けたと発表した。西澤理事長は「重く受け止める」として、自らの処分を検討する考えを示した。
病院長人事をめぐっては、病院の選考会議が大阪市立大の学長だった荒川哲男氏を推薦したが、西澤理事長が「天下り的」などとして任命を拒否し、空席状態が続く。
法人側は選考プロセスの検証を経営審議会の外部委員に求め、今月12日に提言を受けた。
提言は、荒川氏が病院長に就任することになれば、設立者である大阪府・市が求めるガバナンスの在り方と矛盾し、不適切との見方を示した。選考関連規定が事前に十分検討されなかったことで、選考手続き自体は適正に行われたにもかかわらず、こうした選考結果となったとも指摘した。
さらに理事長が選考プロセスに不当に介入したと認定し、「大きな混乱を引き起こした」などと断じた。
法人は提言を踏まえ、再選考に向けた手続きを進める方針。