北海道・知床半島沖で26人が乗った観光船「KAZU I(カズワン)」が沈没した事故で、第1管区海上保安本部(小樽市)は28日、海底から引き揚げて作業台船に載せたカズワン内に入り、事故原因の究明に向けた船内の検証を開始した。損傷状況を確認するなど、業務上過失致死容疑での捜査を本格化させる。
事故ではなお12人が行方不明となっており、1管による捜査と併せ、海上保安庁の特殊救難隊員が船内の行方不明者捜索も実施。発見につながる手掛かりを探ったが、不明者は見つからなかった。
1管は既に、同容疑でカズワンの運航会社「知床遊覧船」(斜里町)の事務所など関係先を家宅捜索したほか、桂田精一社長(58)から任意で事情聴取するなど捜査を続けている。
この日は午後0時半ごろ、海保の職員ら十数人が、網走港(網走市)に停泊する作業台船上のカズワン船内に入った。桂田社長も立ち会った。船体はブルーシートで覆われ、内部の様子はうかがえなかった。
[時事通信社]