陸上自衛隊の国内最大規模の実弾演習「富士総合火力演習」(通称・総火演)が28日、東富士演習場(静岡県御殿場市など)で開かれた。木更津駐屯地(千葉県)に暫定配備されている陸自のV22オスプレイが総火演に初めて登場した。新型コロナウイルスの感染防護のため、3年連続で一般公開は中止された。
参加した隊員は昨年と同じ約3300人で、戦車・装甲車など36両、火砲53門、航空機16機を用いた。陸海空の自衛隊が連携し、敵に占領された離島を奪還するという例年と同じ想定で行われた。オスプレイが離島に見立てた演習場内に着陸すると、機内の隊員たちが地上に展開した。
演習は今回も昼と夜に分かれ、使った弾薬は昼が約39・7トン(約8・4億円相当)、夜が約17・3トン(約2・2億円相当)だった。
総火演は19年まで8月に行っていたが、20、21年は東京五輪と重ならないよう5月に前倒しした。その後、夏~秋の災害派遣が常態化していることなどから、開催時期そのものを5月に変更したという。【石川宏】