10日間市民を死亡扱い 住民票削除、妻と取り違い 千葉・柏

千葉県柏市は30日、60代の男性から妻の死亡届を受理した際、誤って男性本人を死亡扱いとするミスがあったと発表した。市は約10日後に誤りに気づいたが、男性に伝えなかった。
市によると、男性は4月28日、松葉出張所に妻の死亡届を提出。出張所の60代の職員は住民登録を抹消する際、誤って妻ではなく男性本人を削除した。
今月7日、男性は別の出張所で印鑑証明書を取ろうとしたが発行できず、窓口職員が本庁に確認。すると、男性が死亡扱いになっていることが判明した。
市は男性に「土曜日なのでシステムがロックしている」と事実と異なる説明をし、記録を訂正。週明けの9日に再訪した男性に証明書を発行し、ミスについては伝えなかった。
その後、男性は25日、松戸年金事務所に妻の年金手続きについて問い合わせた際、妻ではなく自分が死亡扱いになっていると知らされた。市はその日のうちに男性に謝罪した。
市民課の石田清課長は「ご本人に隠す意図はなかった。意識が訂正処理に向いて、本人への対処がおろそかになってしまった」としている。【高橋努】