母親が死亡数日前に暴行か 両脚骨折で放置の女児、埼玉

昨年12月、埼玉県春日部市の自宅で両脚の大腿骨を折って歩けない状態だった3歳の次女を放置したとして、母親の長野奈々容疑者(31)=傷害罪で公判中=が保護責任者遺棄容疑で再逮捕された事件で、同月29日に次女が死亡した際に頭部にあったけがは、数日前の暴行によるものとみられることが1日、捜査関係者への取材で分かった。
死亡したのは長野容疑者の次女沙季ちゃん。捜査関係者によると、このけがが死因の脳損傷につながった可能性があるという。県警は沙季ちゃんが繰り返し虐待を受けていたとみており、同容疑者と、同居していた男=傷害罪で起訴、3月に死亡=の生活状況を調べている。