山口県阿武町が誤給付した新型コロナウイルス対策の臨時特別給付金4630万円(463世帯分)のうち300万円をオンライン決済代行業者の口座に振り替えたとして、山口県警は8日、同町の無職、田口翔容疑者(24)を電子計算機使用詐欺容疑で再逮捕した。
田口容疑者は調べに「誤って振り込まれたものと分かりながら、そのお金を別の口座に振り込んで使った。間違いありません」と容疑を認めている。動機については「町職員とのやり取りでたまったストレスを発散したかった。うまくいけば、お金を増やすことができるかもしれないと思った」と説明しているという。
田口容疑者は誤給付分のうち400万円をオンライン決済代行業者の口座に振り替えたとして同日、同罪で起訴されている。【福原英信、森紗和子】