ドコモかけ放題プラン悪用 十数億円被害か 通信事業会社役員ら逮捕

通信事業者間で支払われる接続料金の仕組みを悪用し、NTTドコモから約1億円をだまし取ったとして、愛知県警などは9日、「ソフィアデジタル」(東京都千代田区)社長、高橋和男容疑者(59)=同稲城市=ら通信事業会社の役員や社員14人を組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)容疑で逮捕したと発表した。県警は2018年12月~21年6月の約2年半の間に十数億円をだまし取った疑いがあるとみて調べている。
他に逮捕されたのは、「メタスペクト」(同港区)社長、鈴木聡(45)=同渋谷区▽「ネクストスペース」(名古屋市中区)社長、鈴浦伸生(53)=東京都中央区▽「アルテリア・ネットワークス」(同港区)社員、神山悦智(えつのり)(51)=同北区=の3容疑者ら。
県警によると、容疑者らは、通信事業者間で電話をかけた側から受けた側に通話時間に応じて「アクセスチャージ」という接続料金が支払われる仕組みを悪用。ドコモのかけ放題プランを大量に契約した上で特殊な通信機器を使い、自社の回線に自動発信を繰り返していたとみられる。
逮捕容疑は21年3月1日~31日、かけ放題プランに加入した84回線からアルテリア社の回線に電話をかけ続け、接続料金名目で約9770万円をだまし取ったとしている。
県警は昨年6月にアクセスチャージの仕組みを悪用した別の通信事業会社の経営者らを逮捕し、捜査を続けていた。【山下俊輔】