餓死の5歳児「ママごめんね」…呼吸止まる数時間前、最期の言葉を絞り出す

福岡県

篠栗
(ささぐり)町で2020年4月、5歳の三男を餓死させたとして、保護責任者遺棄致死罪に問われた母親の


(いかり)利恵被告(40)の裁判員裁判が10日、福岡地裁(冨田敦史裁判長)であった。共犯で起訴された知人の赤堀恵美子被告(49)が検察側証人として出廷。碇被告と面識があることは認めたが、他の全ての質問には「これから私の裁判があるので答えません」などと証言を拒否した。
起訴状では、碇、赤堀両被告は共謀し、19年8月頃から碇被告の三男・

翔士郎
(しょうじろう)ちゃんの食事を減らすなどして痩せ細らせ、20年3月下旬頃には重度の低栄養状態になっていたのに放置し、同4月18日に自宅で餓死させたとしている。
これまでの公判で碇被告側は、赤堀被告が「暴力団関係者に知り合いがいる」などの作り話をしたため碇被告がマインドコントロールされ、生活全般を支配されていたと主張。翔士郎ちゃんに食事を与えないよう指示もされ、逆らえなかったと述べていた。
9日にあった被告人質問などで、碇被告は自宅で翔士郎ちゃんの呼吸が止まった際も、赤堀被告には連絡したが、119番はできなかったと説明。「何をするにも赤堀被告の許可が必要だった。病院に行くのも許されないと思った」と述べた。
また、衰弱して動けなくなった翔士郎ちゃんが、呼吸が止まる数時間前に「ママ、ごめんね」と最期の言葉を絞り出したことを明らかにしていた。