先生もマスクを外して――。熱中症とみられる症状で児童・生徒が救急搬送される事案が小中学校で相次いでいることを受けて、大阪市教委は13日、体育の授業や部活動などでは教員がマスクを外すよう各校に通知した。教員が率先して取り組むことで、熱中症の事故防止を強化する狙いがある。
市教委はこれまで、運動や登下校の際はマスクを外すことを子どもに指導するよう通知している。だが、保護者から「先生が着けていると外しにくい」といった声が寄せられていた。
通知文では、熱中症のリスクが高い場合、十分な距離を取った上で原則マスクを外すよう教員に求めている。市教委の担当者は「熱中症対策をさらに徹底し、事故防止につなげたい」と話した。
大阪では2日、大阪女学院中学・高校(大阪市中央区)で体育大会中に生徒29人と保護者1人が熱中症の症状で病院に搬送された。10日にも同市福島区の市立小学校で6年生の17人が体育の後に体調不良を訴え、その大半が体育時にマスクを着けていた。【野田樹】