一橋大の留学生向け入学試験の問題用紙が外部に流出した事件で、偽計業務妨害容疑で逮捕された中国籍で受験生だった一橋大生の王嘉(かろ)容疑者(22)が試験前に小型カメラを購入していたことが20日、警視庁への取材で分かった。国際犯罪対策課は王容疑者が試験中に小型カメラを袖に入れ、問題用紙を撮影していたとみている。
国際犯罪対策課によると、王容疑者から押収したスマートフォンを解析した結果、昨年11月ごろに中国のインターネットサイト上で数センチ程度の小型カメラを購入していたことが判明。押収した約1・5センチ程度の小型イヤホンも購入していたことも分かった。
小型カメラで撮影した動画はカメラ専用アプリを通じ外部の携帯電話に送信できる仕組みだった。入試当日は、王容疑者が試験会場に入る直前にカメラを起動させ、問題用紙の動画を中継役の大学院生、李歳寒(さいかん)容疑者(28)=同容疑で逮捕=のスマホにライブ配信していた。
2人は中国の通信アプリで通話状態で、王容疑者は小型イヤホンを通じ、李容疑者からの解答を聞き取っていたという。