理化学研究所の労働組合が、理研に“雇い止めの撤回”を申し入れました。 今年度末に雇い止めとなる可能性があるのは、有期契約で働く理化学研究所の職員約380人です。労働組合によりますと、このうち約200人は雇用期間が上限の10年となることが理由で、研究職のチームリーダーも含まれています。これに伴い、約20の研究チームが廃止されることにより、そこに所属する約180人も雇い止めの対象となるということです。 6月21日、労働組合などは神戸市内の事業所を訪ね、雇い止めの撤回を求めました。 (理化学研究所労働組合 金井保之執行委員長) 「約20のチームがなくなると、その分野はなくなってしまう。理研としてそういう研究が継続できないというのは非常に大問題」 労働組合は東京都労働委員会に救済も申し立てています。