アダルトビデオ(AV)のモザイク部分を人工知能(AI)技術で改変し、無修正のような動画にして販売したとして、著作権法違反とわいせつ電磁的記録媒体陳列などの罪に問われた兵庫県高砂市の無職の男(44)の判決公判が29日、京都地裁であった。檀上信介裁判官は懲役2年、執行猶予3年、罰金200万円(求刑懲役2年、罰金200万円)の判決を言い渡した。
判決などによると、昨年1月9日、モザイク部分を除去したような動画を作ってAV制作会社の著作権を侵害した上、わいせつな画像データ10点を自身が運営するホームページ上で公開するなどした。
判決理由で檀上裁判官は、男が改変したわいせつ動画の販売で、約10カ月で1千万円以上の売り上げがあったとして、「販売規模は巨大で、常習的かつ職業的犯行だ」と指摘。一方、組織的に多額の利益を得てはおらず、被害弁償の意向を示していることなどから、執行猶予が相当とした。