7日午後1時45分ごろ、沖縄県金武(きん)町伊芸(いげい)の住民から「民家の窓ガラスが割れ、銃弾のようなものがある」と町に連絡があった。町や県警によると、民家の勝手口の窓ガラスがこぶし大に割れ、網戸との間に長さ約5センチ、直径約1センチの銃弾のようなものが1個落ちていた。県警が回収し、器物損壊容疑を視野に捜査している。けが人はいなかった。現場は米軍キャンプ・ハンセンから直線距離で数百メートルにあり、県警は関連を調べている。
県警によると、6日午後10時過ぎ、住人の男性が窓ガラスが割れていることに気付き、7日午前11時ごろに銃弾のようなものを発見した。町には7月4~10日にキャンプ・ハンセンで演習が実施されると通知があった。
地域の自治会組織で役員を務める池原直利さん(57)は「まだ米軍のものとは断定されていない」としたうえで、「人に弾が当たったら大変なことになる。この地域は米軍からとみられる流れ弾が飛んでくることが多く、本当に危険だ」と話した。近くで暮らす90代女性は「ゲートボールをしていたら『弾が見つかった』と聞いた。昔からよく砲弾の破片が落ちているが、驚いた」と話した。
沖縄県では米軍基地周辺の家屋などで、演習中の銃弾が誤って撃ち込まれたとみられる事案が相次ぐ。2018年6月には米軍キャンプ・シュワブに近い名護市の農作業小屋の窓ガラスが割れ、小屋の中で銃弾が見つかった。金武町伊芸でも1985年に民家屋上の貯水タンクに穴が開き、タンク内から銃弾が見つかる事案などが起きている。【竹内望、比嘉洋、中里顕】