投票後に献花に訪れる若者も…「より1票の重みを感じた」

事件現場の近鉄大和西大寺駅前には、10日も多くの人が献花に訪れた。参院選の投票を終えてから足を運んだ若者の姿も目立ち、「暴力に屈せず、民主主義を守りたい」との声が相次いだ。
駅前の路上には献花台が設けられ、午後1時頃には1000人以上が約500メートルの列を作り、夕方まで途絶えなかった。
津市の大学3年生の男性(20)は地元で投票してから訪れた。「事件は民主主義の否定で、許せない。これまでも選挙には行っていたが、事件が起きてより1票の重みを感じた」と神妙な表情で話した。