首相「安倍氏の遺志継ぐ」 米国務長官に同盟強化を伝達

岸田文雄首相は11日午前、官邸でブリンケン米国務長官の表敬を受けた。ブリンケン氏は安倍晋三元首相が参院選の街頭演説中に銃撃され、死去したことに弔意を表明。首相は「暴力に屈せず民主主義を守り抜く。安倍元首相の遺志を継ぎ、日米同盟のさらなる強化に努めたい」と伝えた。
ブリンケン氏は面会後、記者団に「安倍氏は首相在任中に日米関係を新たなレベルに高めた。われわれも喪失感を抱いている」と語った。米政府高官が首相と直接面会し、安倍氏の死去について弔意を示したのは初めて。
ブリンケン氏は訪問先のタイから帰国する意向だったが、急きょ予定を変更して来日した。