参院選でれいわ新選組から比例代表で当選した水道橋博士氏(59)が病床から「ガーシーになる」と決意表明だ。東京・新宿で13日に行われた「スタンダップコメディ・フェスティバル」(18日まで)の「笑う選挙ナイト」のイベントに博士氏がリモートで出演した。
マイク1本で日常から社会、政治までを痛烈に風刺するイベントで、博士氏は参院選報告で登場する予定だったが、前日に新型コロナ感染が判明。会場と自宅をリモートでつないでの出演となった。
日本スタンダップコメディ協会の清水宏会長、ラサール石井、ぜんじろう、大石晃子衆院議員らのほかに博士氏の代役として、れいわの山本太郎代表も駆け付け、参院選の振り返りとなった。
博士氏は「最初は泡沫候補と思ったが、真剣に話を聞いてくれる人がいて、落選しても1回きりじゃないと火がついた。毎日、新ネタを入れて、演芸と似ていて刺激を受けた」と激闘の日々だったという。
印象的だったことに他陣営の街頭演説に聴衆として乗り込んだことを挙げ、親交があった立憲民主党の枝野幸男前代表に逃げられたことや、バトル中の日本維新の会の松井一郎代表とは「(気温)39・5度の中で、聴衆が僕一人。一歩一歩前に出て行った」とシュールな場面を振り返った。
議員として、国会に乗り込む博士氏は「25年間、毎日日記をつけているので、国会も裁判所もすべて可視化します。誰が、どういうふうに僕に話を持ちかけたかをすべて出しますから非常に危険な人物になる」と予告。「ガーシーだよ!」「ガーシー議員か」とツッコミが入ると「ガーシーチャンネルやりますよ」と博士氏は画面越しに不敵な笑みを浮かべていた。