世界の感染、BA・5が主流に 89カ国で確認、5週連続増

世界で新型コロナウイルスのオミクロン株派生型「BA・5」の感染が急拡大している。世界保健機関(WHO)の13日の発表によると、BA・5は89カ国で確認され、世界で報告された新型コロナウイルスの解析結果のうち50%を占め主流になった。3月以降は減少傾向だった世界の新型コロナ感染者は6月以降、5週連続で増加、今月4~10日の1週間で570万人以上が報告された。
感染が広がりやすいとされるBA・5への置き換えは日本でも進んでいる。WHOのテドロス事務局長は12日の記者会見で、世界的な再拡大に言及し「新型コロナの終息には程遠い」と警鐘を鳴らした。(共同)