自民党は、銃撃事件で死亡した安倍晋三・元首相の衆院本会議での追悼演説について、8月3日召集の臨時国会の会期中は見送る方針を固めた。複数の同党幹部が明らかにした。
追悼演説は当初、同党の甘利明・前幹事長が同5日に行う予定だった。登壇者の人選は安倍氏の遺族の意向とされたが、与野党から「首相経験者の方がふさわしい」などとする声が出ていた。9月27日に執り行われる安倍氏の国葬についても一部野党が反対しており、「演説中に野党が退席したり、ヤジが飛んだりする事態は避けた方がいい」(自民幹部)と判断した。
自民党は、国葬の準備状況なども見極めながら、秋以降の追悼演説の実施を再検討する構えだ。