神奈川県大和市で2019年、当時7歳の次男を窒息死させたとして、母親が殺人容疑で逮捕された事件で、17年に死亡した三男(当時1歳)についても殺害した疑いが強まったとして、神奈川県警は近く、母親を殺人容疑で再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。
再逮捕されるのは、同市の上田綾乃容疑者(42)。捜査関係者によると、上田容疑者は17年4月、自宅で三男・康生君を窒息死させた疑いがある。
県警は今年2月、上田容疑者が19年8月に小学1年だった次男・雄大君の鼻や口を塞いで窒息死させたとして、殺人容疑で逮捕。上田容疑者は一貫して容疑を否認している。
雄大君と康生君は上田容疑者の内縁関係の男性との間に生まれ、康生君は死亡当時の司法解剖で死因不詳とされていた。県警が康生君の司法解剖の資料などから死因を改めて詳しく調べたところ、窒息死の疑いがあることが判明。当時自宅には上田容疑者しかいなかったことなどから、再逮捕に踏み切ることを決めた。
横浜地検は29日、次男についての殺人罪で起訴する方針。
上田容疑者には男女4人の子供がいたが、前夫との間に生まれた長男は02年に生後5か月、長女は03年に生後2か月でともに急死。死因は長男が「ミルク誤飲による窒息」、長女は「乳幼児突然死症候群」(SIDS)と判断された。