奈良弁護士会長が声明 安倍氏銃撃事件の報道巡り

安倍晋三元首相が奈良市で銃撃され死亡した事件を受け、奈良弁護士会は10日、同市で記者会見を開いた。銃撃時の映像が繰り返し放映され、容疑者の供述が「大量かつ即時」に報道されているとし「刑事手続きの根幹に触れる問題を含んでいる」とする会長声明を発表。報道機関に「節度ある取材活動および報道姿勢」を求めた。
事件では現行犯逮捕された山上徹也容疑者(41)が殺人容疑で送検され、刑事責任能力の有無を確認するため11月29日までの日程で鑑定留置中。殺人罪で起訴されると裁判員裁判の対象となる。