4日午前2時55分頃、神戸市中央区の神戸港沖にある防波堤(長さ約1キロ、高さ約4メートル)に、水先案内人を運ぶパイロットボートが衝突したと、別の船から119番があった。ボートに乗っていた船員や水先案内人の男性5人(いずれも神戸市在住)のうち、船長ら2人が全身を強く打って死亡。3人が骨折などのけがを負った。
神戸海上保安部などの発表では、死亡したのは船長の山中和孝さん(52)と水先案内人の山下勇人さん(71)。けがは船員(50)と、水先案内人2人(55歳と71歳)。全員海に投げ出されてはおらず、衝突の衝撃により船内で体をぶつけたとみられる。ボートは船首部分が激しく損傷していた。
ボートは内海交通(神戸市中央区)が所有する「ないかい」(全長15メートル、18トン)で、神戸港沖の外国船2隻に、入港を誘導する水先案内人を送るため、事故の数十分前に神戸港を出発していた。
同社によると、船長の山中さんは2009年から勤務。これまでに事故を起こしたことはなく、今回の出港前の点検で山中さんの体調や船体に異常はなかったという。同保安部が事故原因を調べている。