台風15号による大雨で23日夜に運転を中止した東海道新幹線は、24日も運休や遅れが相次ぎ、混乱が続いた。各地の駅では、足止めとなった利用客から「待ちくたびれた」「今日中に帰れるのか」と、疲労や不安の声が聞かれた。
JR東海は24日の始発から正午ごろまで、のぞみとひかりの運転を見合わせ、山陽新幹線との直通運転も取りやめた。東京駅では、切符売り場などにキャリーケースや大きな土産袋を持った人たちの長い列ができた。
静岡県藤枝市の30代男性は、23日夜の新幹線で東京から静岡に向かう予定だったが、運転中止になり都内のホテルに宿泊した。