栃木・日光 第2いろは坂が一方通行に、2車線化で渋滞緩和へ

栃木県は10月から日光市の第2いろは坂(国道120号)の明智平―二荒橋前交差点近くの約2キロを年間を通じて一方通行にする。周辺では観光シーズンを中心に渋滞が深刻化しており、県は中禅寺湖・華厳の滝方面へ2車線にすることで、混雑緩和と奥日光へのアクセス向上を図る。【林田七恵】
第2いろは坂は起点の馬返から約8キロ、上りの一方通行が続くが、明智平ロープウエー駐車場からの対象区間は現在、おおむね片側1車線の対面通行。県によると、坂の終わりの二荒橋前交差点で華厳の滝へ右折する車で通行が滞り、昨年の紅葉シーズン直前の10月20、21日は、中禅寺湖方面に左折する車まで通過に約20分かかった。特に紅葉の見ごろや大型連休中は激しい渋滞が常態化している。
そのため県は昨年10月27日~11月4日、試験的に対面通行をやめ、中禅寺湖・華厳の滝方面を2車線化。左折車の通過時間は約5分にまで短縮された。馬返からの全体の通過時間もピークの約2時間20分から30分程度にまで改善した。
一方で対面通行を続けた今年のゴールデンウイークは、明智平の手前から交差点まで2キロ超の渋滞が続いた。県はこうした比較も踏まえて一方通行化を決定した。区画線や標識を変更する対策工事を済ませ、10月1日から年間を通じて一方通行にする。ただ地元住民が使う生活道がある二荒橋前交差点の手前約150メートルは対面通行のままにする。
いろは坂の渋滞緩和で県は5月、明智平の駐車場脇にバスを引き込み、車道で停車しなくても乗降できる停車スペースを設置。現在工事中の屋根も10月に完成予定という。二荒橋前交差点での左折がスムーズになれば中禅寺湖や戦場ケ原、奥日光湯元へのアクセス向上も期待できる。