2019年、名古屋市北区の路上で男性2人をナイフで刺して殺害したなどの罪に問われた男の裁判で、名古屋地裁は懲役30年の判決を言い渡しました。 判決によりますと北区の無職、佐藤俊彦被告(41)は2019年6月、北区の路上で小笠原智之さん(当時44歳)と赤松英司さん(当時41歳)をサバイバルナイフで刺して殺害するなどしました。
名古屋地裁は、「殺傷能力の高いサバイバルナイフで急所を複数回刺すなど、犯行は危険かつ残虐」としつつも、「佐藤被告の家に設置された防犯カメラに手を振るなど、被害者らが犯行を誘発した面もある」「統合失調症が相当程度の影響を与えている」として、無期懲役の求刑に対し、懲役30年の判決を言い渡しました。