質疑中の議員の前で「グーパー」 不適切行為の市議に勧告措置

三重県志摩市議会の政治倫理審査会が7日開かれ、質疑中の他の議員の前で手を「グーパー」と動かして遮るかのようにしたとして、上村秀行議員が「不適切な行為」を行ったと認定した。上村議員に今後、同様の行為をしないとする誓約書の提出などを求める勧告措置を決め、金子研世議長に報告する。
市議会事務局によると、不適切な行為があったのは9月15日の予算決算常任委員会。西崎甚吾議員が質疑を始めると、前席の上村議員が、両手を頭の上で握ったり開いたりするしぐさを数分間にわたって繰り返した。別の議員4人が、同議会の政治倫理規定に反する不適切な行為だとして、同審査会の開催を請求していた。
同審査会は議長が任命した7人で構成。7日の審査会には上村議員も同席。金子議長は「委員会の開催中に気づき厳重に注意した」と話した。上村議員は質疑中の行動について、「疲れて体操をしたつもりだった。皆さんが指摘するのだから、不適切な行為だった」と釈明。同議員は謝罪の意向を示している。
市議会事務局によると、政治倫理審査会が開かれるのは2017年8月以来。同審査会の決定に強制力はないという。【林一茂】