皇居で毎年1月2日に行われる新年一般参賀を、宮内庁が来年、3年ぶりに実施する方向で検討していることが27日、関係者への取材で分かった。例年春と秋に行われてきた皇居・乾通りの一般公開も、今年秋に3年ぶりに実施する方向という。
同庁は今後、新型コロナウイルスの感染状況を見極めた上で正式決定する。
新年一般参賀は、天皇、皇后両陛下や皇族方が皇居・宮殿のベランダに立ち、参賀者の祝意に応えられる新年恒例行事。令和初の2020年には6万8710人が集まったが、昨年と今年はコロナ禍で中止となった。
関係者によると、開催する場合は参賀者の人数を絞るため、事前応募制にする。応募多数の場合は抽選とする。マスク着用などの感染対策も講じる。
[時事通信社]