女児4人被害 林間学校に“ロリコン教師”を引率させた尼崎市立小学校の不手際

「要注意人物」だというのに、学校側は疑いもせず林間学校に同行させていた。

引率した小学校5年の女児4人にわいせつな行為をしたとして、兵庫県尼崎市立小学校教諭の伊藤優容疑者(32)が23日、兵庫県警美方署に強制わいせつの疑いで逮捕された。

林間学校は校舎から約165キロ、車で3時間の同県香美町にある尼崎市立の施設で行われ、16~20日の日程で小学5年生79人と伊藤容疑者ら学級担任らが参加していた。

左右それぞれ5つの2段ベッドが置かれた10人部屋で、女児8人がベッドに寝ていた。3日目、就寝時間を過ぎ、女児たちが寝静まった深夜、伊藤容疑者は足音を立てぬようこっそり部屋に侵入し、8人のうち4人の体を次々と触りまくった。

「寝ている間に体を触られた。怖くて寝たふりをしていて目をつぶっていたので、顔は見られなかった」

犯行時、女児1人が起きていて、翌日の夜、女性教師にこう被害を訴えた。行事はあと1日残っていたため、最後の夜は伊藤容疑者ら教員が2人1組で見回りし、教頭が廊下で監視した。

そして最終日の20日、美方署に「(児童が)寝ている間に痴漢に遭った」と通報。学校内で調査を進めるうちに、隠し通せないと観念したのか、伊藤容疑者は校長に犯行を自供。押収した防犯カメラには部屋の前をうろつく伊藤容疑者の姿が写っていた。学校側は24日、今後の対応など保護者説明会を開いた。

■数日前に別の被害の訴えも

「その場で保護者からなぜ別の被害の訴えがあったのに、連れていったのかという旨の話が出ました。林間学校の数日前のことです。ある女子児童が伊藤に背後から覆いかぶさるようにして首の前で腕を組み、ハグされているのを彼女の友達が目撃した。娘から話を聞いた保護者は学校に説明を求め、校長が直前の13日、本人に聞き取り調査をした。伊藤は『男女にかかわらず、複数の児童に同じことをした』と答えたため、その言葉をうのみにした。女児でさえおかしいと思ったのに、学校側はわいせつやセクハラ事案とは捉えず、注意にとどめ、保護者にもそう報告したそうです」(学校関係者)

伊藤容疑者は今年4月、現在の小学校に赴任。前任校では生徒指導を担当していた。動機について「部屋に入った段階でついそういうことをしてしまった。何でそんなことをしたのか、自分でもよく分からない」と、スットボけているという。

ロリコン教師の性犯罪は後を絶たないが、これじゃあ、子どもをどこにも行かせられない。