【安倍“お友達ねぎらい”内閣を丸裸】
北村誠吾・地方創生相(長崎4区・当選7回・72歳)
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1947年、長崎県五島列島北部の離島、人口2000人余りの小値賀町で生まれた。島出身の国会議員は歴代、北村氏ただ一人。今回の初入閣に島は沸いている。
組閣があった9月11日に西村久之町長は〈離島そして過疎地域の出身である先生の手腕を十分に振るっていただき、人口減少が進む全国の地方に希望の光をともしていただけるものと確信しています〉とコメントした。町役場の職員も日刊ゲンダイに「北村さんは地方の現状を身をもって知っている当事者。地方創生相としてリーダーシップに期待したい」と声を弾ませた。
だが、地元の期待とは裏腹に前途は多難だ。
「気が弱くて、可もなく不可もない政治家だな。安倍首相は使い勝手のいい人材ということで起用したのだろう。リーダーシップを発揮するタイプじゃない」(長崎出身の閣僚経験者)
就任会見でも「これから勉強する」「(訪れたい地域は)どこへということは特別に私としてはない」と頼りなさを露呈した。
●クリスチャン
早大政経学部卒業後、国会議員秘書、自民党佐世保市議、長崎県議を経て、2000年の総選挙で初当選した。保守分裂選挙で、無所属で出馬し、自民候補を破った。翌年に復党。防衛政務官、防衛副大臣を歴任した。結婚を機にクリスチャンに。ヨハネ・パウロ2世に洗礼を受けた。
●汚い部屋
昨年12月、週刊文春に議員会館の部屋がゴミだらけと報じられた。同誌の取材に本人は「整理ベタ」と自任。9月14日の会見で、長崎県川棚町の石木ダム建設計画について「誰かが犠牲(になり)、協力して役に立つことで世の中は成り立っている」と発言。石木ダムは利水を目的に1975年に建設が決まったが、地元の強い反対で本体着工ができていない。
国は2013年に事業認定し、県も家屋などの強制収用の手続きを進めている。国が強行する事業について、地元に犠牲を強いる“旗振り役”を演じてみせたのだ。
「総事業費285億円の石木ダム建設は、4年前から強硬姿勢が強まった。地元国会議員の中で、北村さんはダム利権には比較的無縁です。そこで、気の弱い北村さんが、地方創生相としてダム推進の矢面に立たされたのでしょう。本人は内心、面白くないはずです」(地元関係者)
いいように利用されて、過疎地の当事者大臣は悔しくないのか。