「宗教2世」への虐待対応Q&A 「年内めどに作成」と厚労相

信教を持つ親の元に生まれた「宗教2世」をめぐり、加藤勝信厚生労働相は1日の参院厚生労働委員会で、虐待の相談について児童相談所などで対応する際の留意点をまとめたQ&Aを年内をめどに作成し、通知すると述べた。立憲民主党の打越さく良氏への答弁。
宗教2世への虐待をめぐっては、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)などの信者を親に持つ当事者が10月27日に厚労省内で記者会見を開いた。親が子どもに宗教活動を強制することは心理的虐待に当たると訴え、虐待被害を救済するための法整備を求めていた。
加藤氏は1日の閣議後の会見で、「非常に厳しくつらい経験をした(宗教2世の)人がいることは、事務方からも報告を受けている」としたうえで、Q&Aの作成を31日に指示したと説明。「理由のいかんに関わらず、児童虐待は許されない。虐待対応の現場において適切に対応できるように、当事者の意見も踏まえながら検討するよう指示した」と述べた。【中川友希】