深夜の水槽を物色、カメラがとらえた不審な男 メダカ500匹窃盗容疑で警備員逮捕

屋外で飼育されていたメダカ約500匹を盗んだとして、兵庫県警兵庫署は2日、窃盗の疑いで、神戸市兵庫区吉田町の警備員、今後(いまご)広章容疑者(42)を逮捕した。同署によると、「私が盗みました」と容疑を認めている。
周辺では今年に入りメダカの盗難被害が相次いでおり、県警は関連を調べる。
逮捕容疑は10月22日午後11時15分~25分ごろ、兵庫区の会社事務所前に置かれた水槽からメダカ約500匹(40万円相当)を盗んだとしている。
会社の防犯カメラには犯行の様子が写っており、映像から容疑者の関与が浮上。メダカは同社の男性社長が飼育していたという。
男性は犯行翌日の23日午前、日課のエサやりをしようとしたところ被害に気づいたという。取材に「近隣住民にも楽しく観賞してもらっていた。(容疑者は)盗んだことを反省してほしい」と話していた。
産経新聞が入手した防犯カメラ映像には、半袖シャツに短パン、サンダル姿の容疑者が自転車で水槽に近づき、周辺を物色する様子が写っていた。懐中電灯のようなもので水槽を照らしながらメダカを網で何度もすくい上げ、バケツに入れている姿も確認できた。
メダカは新型コロナウイルス禍で自宅で過ごす人が増える中、観賞魚として人気が高まっている。オークションサイトでは100万円を超える高値で取引されることもある。
神戸市内でメダカの販売や繁殖を手掛ける専門店「桜めだか」の林雅弘代表(45)によると、メダカは小さな水槽で飼うことができ、ヒーターや濾過(ろか)装置などの特別な装置も必要なく、手軽に飼育しやすいことから観賞用として人気がある。色が鮮やかだったり、尾が長かったり特徴のある品種を交配させ、珍しい特徴を持つメダカを繁殖させ販売するブリーダーも増えているという。(喜田あゆみ)