北九州市長選、保守分裂を回避 自民県議が断念

北九州市長選(来年1月22日告示、2月5日投開票)に出馬表明していた自民党福岡県議の中尾正幸氏(57)が、立候補を断念した。県議団が、自民党北九州市議団が推す元国土交通省官僚の津森洋介氏(47)への一本化を承認したため。県議団と市議団の分裂は回避され、県連は津森氏を推薦する方針だ。
県議団と市議団は6日、福岡市内の県連本部で協議した。出席者によると、中尾氏と市議団から対応を一任された県連の蔵内勇夫相談役が「今回は市議団の思いを重く受け止めたい」と述べ、津森氏への一本化が決まったという。
中尾氏は「非常にじくじたる思いがある。市議団の申し入れを断ると、私の政治が立ち行かなくなる」と記者団に語った。県政関係者は「県議団の強さを示すと同時に市議団も要求を貫けた。中尾氏は津森氏の後見役のような立場になるのではないか」との見方を示した。
市長選には元厚生労働省官僚の武内和久氏(51)が無所属での立候補を表明しているほか、北九州青年会議所の清水宏晃氏(38)も出馬の意向を示している。