7月の参院選比例代表に日本維新の会から出馬し初当選した、歌手で参院議員の中条きよし氏が、15日に開かれた参院文教科学委員会で自身の新曲やディナーショーをPRしたことで大炎上している。
同委員会で中条氏は、質問の最後に「もう時間だということなので最後になりますけども、私の新曲がですねえ、9月の7日に出ております。杉本眞人の作曲で、昭和のにおいのする『カサブランカ浪漫』という曲でございます。ぜひ、お聴きになりたい方はお買い上げください」と話した。
さらにこれだけでは終わらない。「そして12月の28日に、中条きよしラストディナーショーというのをやります。今年最後のディナーショーではなくて、芸能界最後のラストディナーショーでございます。ぜひ機会がございましたら」とディナーショーの宣伝まで発言してしまったのだ。
国会質問の場で自身の新曲、ディナーショーを宣伝するという前代未聞の事態に、ネット上は大炎上。SNSには「不謹慎」「国民をバカにするな」などの書き込みが相次いでいる。
国会で中条氏が質問するのは、これが初めてではない。今月9日、参院の政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会で、初めて質問の場に立った。この時、初めての質問ということで「不手際があるかもしれない。もし、ございました場合は、気が弱いので先生方の優しい緩やかな対応をお願い致します」と話していたが、今回、新曲、ディナーショーの宣伝をしたことで、緩やかな対応はとても期待できそうもない。