62歳妹に懲役11年求刑 弁護側は無罪主張 千葉・市川の姉殺害

千葉県市川市の住宅で昨年4月、長男と共謀して姉=当時(64)=を階段から投げ落とすなどしたとして、殺人の罪に問われた同市の無職、姫野富士子被告(62)の裁判員裁判の公判が21日、地裁(平塚浩司裁判長)で開かれ、検察側は懲役11年を求刑した。判決は来月5日。
論告で検察側は、母の介護をしなかった姉に不満があったことや姉がいなければ姫野被告名義の自宅を担保とする融資を受けられ利益を得られるなど、殺害の動機があったと指摘。長男の従属的立場であるものの姉を助ける行為をせず、長男の殺人行為に不可欠な役割を果たしたとした。
弁護側は計画段階から一切関与していないと指摘。助け合って生きていこうとしていた姉を殺害する動機がなく無罪だと主張した。
被告は「ずっと亡くなった姉の冥福を祈り続けていく」などと述べた。
起訴状などによると、昨年4月、長男の一倉大悟被告(32)=殺人罪などで起訴=とともに毒性物質入りの不凍液を飲ませ、姉を階段から投げ落としたなどとしている。