8日午前10時40分ごろ、東京・霞が関の警察庁庁舎内で開かれた国家公安委員会の会議中、谷公一国家公安委員長(70)が体調不良を訴え、都内の病院に救急搬送された。谷氏は同日午後2時ごろ、診察を終えて病院を出た。谷氏の事務所は、病院の検査で異常はなく、9日から通常通り公務に復帰すると明らかにした。
警察庁によると、谷氏は午前10時から定例の会議に出席していた。病院に向かう際は会話ができる状態で、同庁は「念のため会議を途中退席した」としている。
谷氏は兵庫県出身。復興副大臣や衆院国土交通委員長などを歴任し、今年8月の内閣改造で国家公安委員長に就任した。